【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
7 ホテル探し 3 食事・バスタブ他
嫉妬する人はわけがあるから疑うんじゃないんです。疑い深いから疑うんです
(英 劇作家 シェイクスピア)
食事
地味に後ろの方に並べてありますが、私にとってはホテルを決める1番目か2番目の項目です。
最後にホテルを決めているのはホテルのレストランの朝食です。欧米の都市部では朝食は基本、最寄りの駅前のカフェなどでとることが多いのですが、東南アジアの都市やリゾートでは朝食はホテルでとります。東南アジアでは地元の人が行く屋台は開いていますが、朝からやっているカフェはあまり見当たりません。
私はよく、ゆっくり起きて、風呂に浸かってから、現地の新聞を片手にレストランに向かい、朝食とも昼食ともつかぬ食事を摂ります。夕食までに空腹感を覚えたら街中で何らかのスナックを食べて済ませています。ホテルの朝食はバイキングですからウェスタンと現地食を半々、たっぷり食べてお腹を満たします。
幾度か経験すると、朝食の美味いホテルがわかるようになりますので、自然と定宿になります。2019年までの情報ですが、わたしにとってはホーチミンのマジェスティック、クアラルンプールのロイヤルチュランなどがそういったホテルでした。マジェスティックでは屋上のテラスにあるレストランからサイゴン川を眺めながらとる朝食は私にとっては東南アジアで3本の指に入ります。
バスタブ
一つ注意した方が良いことは、多くの日本人が気にすると思われる「バスタブ」がついているかどうかです。
普通、ホテルの部屋にはシャワーはついていますので、バスタブが必要ない人は気にしなくてもいいでしょうが、バスタブに浸かって疲れを取りたいという人は、予約ページをよく見て、バスタブと書いてあればよし。写真で確認した上で、それでも不安な人は "must Bathtub" と予約時にリクエストしておきましょう。
ちなみにイスタンブールの旧地区でバスタブ付きの部屋を探したときに、結構高額の部屋になった記憶があります。ほとんどの外国人は風呂場で体を洗う習慣はあっても、日本人のように風呂で湯に浸かるという習慣はありません。
清潔さ
ホテルの清潔さは、星の数にほぼ比例していると考えてよいと思われます。やはり、星の数の多いホテルは調度品も整備され、清掃も行き届いて綺麗にしています。
やや低級ですが、私は東南アジアに出かける際には消毒用のイソジン(商品名)、食あたり事故用の正露丸(商品名)、蚊対策としての蚊取スプレー、電子蚊取、かゆみ止めは必ず携行しています。
コテージ
リゾートに行くとコンクリート造りのホテルの他にコテージ仕様の部屋がたくさん提供されています。
私もインドネシア・バリ島のヌサドゥア海岸にあるホテルのコテージに家族で泊ったことがあります。バリ島は赤道直下にありますから毎朝6時に夜が明けていましたが、どの朝も夜明けとともに熱帯の野鳥の美しい声が目覚まし時計換わりに聞こえてきます。耳から伝わるリラックスが心を癒してくれる初めての経験をしました。
古いホテル
高級ホテルの中にはシンガポールのラッフルズホテルやホーチミンのマジェスティックホテルのように施設は古くても伝統的なホテルとして有名なホテルがあります。
実は星3~4クラスのホテルで、清潔だが、建物の古臭さが歴史とは受け止められず、低い評価となっている掘り出し物のホテルに時折出会います。値ごろ感のある、良いホテルです。多少の古さは気にせず泊まって、綺麗に整備・清掃されていて、良いサービスに触れると、安く宿泊した分、得した気分になります。
民泊
A&Bなどの民泊は、値段の割に広くて、設備が整い、便利な場所にあるものを普通に見つけることができます。
ただ、丁寧な清掃かどうかという面においては、ホテルに一歩譲るのではないかと思われます。ロケーション最高で、設備も立派なバスタブ付でしたが、ベッドのへこみが気になった民泊に出会ったことがあります。
似たものに、キッチンが装備されている民泊ではないアパートメント形式のホテルがあります。長期滞在には便利です。ただし、それほど安くはないかもしれません。