2024.5.2.

営業利益1409億円

2024年度見通しは増益の1700億円
ANAとはほぼ同傾向ながら、傾向に差があるところも。

この度発表されたJALの決算を、ANAと比較しつつ概括しました。

コロナ前との比較は、コロナ影響の全くなかった2018年度（2018.4～2019.3）で行いました。

（注）以下事由により厳密な比較とはならないため、大きな傾向と捉えて下さい。

1）JAL/ANAは決算基準が異なる。

　　　　 2）JALは2020年以降決算基準改定。

１．収支概括

①    営業利益は1409億円（利益率9％）、最終損益955億円でした。

大きく改善しましたが、極めて収益性の高かったコロナ前（2018）を若干下回っています。

（ANA比較）
JALはコロナ前と比べて増収額が大きいが、費用もそれ以上に増えている。
その他傾向はほぼ同じですが、ANAの方が収益性がやや高い。

②    来期は、17％の大幅増収を見込み、財務・法人所得税前利益(※)は
ANAの予想営業利益と同規模の1700億円を見込んでいる。

（ANA比較）

ANAは収入、利益ともに保守的に見積もっているのに対し、
JALはかなり積極的となっている。

2024年

・4月28日　ANAの2023年度決算概説

・3月5日　スターフライヤーの第3四半期決算概括

・2月11日　スカイマークの第3四半期決算概括

・2月4日　JAL/ANA第3四半期決算概括

2023年

・11月15日　スカイマークの2023上期業績

・8月4日　JAL/ANAの2023年度Q1決算

・7月13日　日本のLCC3社の2022年度決算概括

・5月17日　スカイマークとスターフライヤーの2022年度決算

・5月9日　需要はどこまで回復した？　GW期間中の旅客実績

・5月3日　JALの2022年度決算解析とANAとの比較Ⅱ（財務の部）

・5月3日　JALの2022年度決算解析とANAとの比較Ⅰ（収支の部）　

・4月30日　ANAの2022年度決算を解析する

・4月27日　米国主要LCC、2022年実績は？

・4月26日　2022年実績、米国主要3社はどこまで回復？

・2月20日　欧州LCCの雄；ライアン航空、コロナ前を超える好業績

・2月11日　SKYのQ3決算解析とSFJ比較（その1）収支

・2月11日　SKYのQ3決算解析とSFJ比較（その2）財務

・2月10日　スターフライヤーの第3四半期決算を読み解く

・2月4日　ANAとJAL　コロナ前からどう変わった　第3四半期決算分析（その1）まず結論！

・2月4日　ANAとJAL　コロナ前からどう変わった　第3四半期決算分析（その2）収益性比較

・2月4日　ANAとJAL　コロナ前からどう変わった　第3四半期決算分析（その3）旅客・貨物収入

・2月4日　ANAとJAL　コロナ前からどう変わった　第3四半期決算分析（その4）財務と機材

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