【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド 6航空券を手に入れる 5 航空券(前編)
真の旅人には決まった計画はなく、どこかに辿り着こうという執着もない
(中 哲学者 老子)
今回は「航空券」についての解説です。
航空券には何が書いてあるのか?どんな航空券があるのか?乗り継ぎ便の知識がテーマです。
航空券
航空券とは、あたりまえですが、「お金を出して買う、飛行機に乗るための切符」のことです。
最近ではほとんどの航空券は紙ではなく、コンピューター内での電子情報です。ただし、紙も電子も内容的には同じものですので、紙の航空券で見ていくことにします。
航空券には多くの情報が記載されています。
通常1飛行区間(1ポーションという)ごとに1枚の航空券が用意され、最初の飛行区間に加えて、乗り継いで目的地に行くページや、戻りのフライトの分など、航空券は何ページかで構成され、必要な枚数の綴り(つづり)になっています。
綴りの後ろには「運送約款」(運送契約書)が添付されており、航空輸送に関する乗客と航空会社間の契約事項がびっしり細かい字で書かれています。
航空券の券面には主に10項目の事項が記載されています。
①「航空会社名」
②③「出発空港」と「到着空港」:空港はアルファベット3文字のコード
④「便名」:便名は航空会社コード2桁+航空会社で1日1つの複数桁の数字
⑤「搭乗クラス」:Fファースト、Cビジネス、Yエコノミー(Y:航空会社内では更に分類)
⑥「搭乗日・時刻」:(搭乗日+便名)でカレンダー上で重複しない唯一の便のIDを特定している。
⑦「搭乗者氏名」:購入者ではなく、搭乗者。航空券は搭乗者を特定する。
⑧「チケット種」:Y(エコノミー)のなかでの数種類の分類を示す。
⑨「有効期間」
⑩「料金」
オープンジョー チケット
ちょっと脱線ですが、「オープンジョー」というチケットがありますので、紹介します。
名前の由来は口を開けたサメだと思っていますが、きちんと調べたわけではありません。往きの目的地空港と帰りの出発空港が異なる往復航空券のことです。
具体的なイメージとしては、東京からイタリア旅行に行くとして、ローマで降りて、ローマ観光をした後、フィレンツェ、ベネチアを回ってミラノに行き観光して、ミラノから東京に向かう便で東京に帰るという航空券です。
ネットで航空券を探すとこういった航空券にはなかなか巡り合えません。航空会社ではこういう往復航空券でも売っていますので紹介します。公示運賃がおそらくありませんので、個別交渉ということになりますが、最近ではそれほど高くない値段で買えることもあると思います。
航空会社に相談してみるといいと思います。JAL/ANAでも買えますが、例えばイタリアに行くのにターキッシュ・エアラインを使ってイスタンブール経由でオープンジョーチケットで行くというのがイメージできます。