【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
3 パスポート・ビザ 2 パスポート(後編) 2023年1月16日
喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす
(シェイクスピア 英 劇作家)
パスポートってどんな場面で使うの?
①空港のチェックインカウンターで航空会社のスタッフが搭乗券を発券時にパスポートを見せてくださいと言います。航空会社として、搭乗前に有効なパスポートを所有し、入国許可が必要であれば取っているかを点検します。
②空港で搭乗ゲートに向かう途中で出国審査のゲートを通ります。ここでは国の出入国管理の検査官がパスポートを検査して、あなたが有効なパスポートを所有して出国することを確認、記録します。(機械読み取りのケースもあります)
③目的の空港に到着するとその国の検査官がパスポート(必要があればビザ)の検査をして、あなたの入国を認め、記録します。
④旅行先のホテルにチェックインする際に、ホテルスタッフがパスポートの提示を求め、記録します。余談ですが、機内で配られる外国への入国カードの記入に際して現地のAdress(住所)の記入が一般的に必要です。「Hotel Name, City(ホテル名、都市名)」を書いておきます。ここは結構迷う人が多いので予め知っておくと役に立ちます。
⑤旅行先で警察が処理をするトラブルに巻き込まれた場合、あなたの身元を確認するために、警察がパスポートの提示を求めることがあるそうです。
⑥帰りの便に搭乗する際にも、チェックインカウンターで航空会社のスタッフはパスポートを確認し、出国管理ゲートで検査官はあなたの出国を確認します。
⑦日本に到着したときに最初に入国審査のゲートを通ります。ここで、検査官はあなたのパスポートを検査します。最近では機械化ゲートもあります。
以上がパスポートが必要になる場合です。逆にこれ以外のケースでパスポートが必要になることは基本的にありません。
パスポート、海外では常時携帯
パスポートは常時携帯する必要があります。
昔はコピーをとって携行することも勧められましたが、スマホを持っていくなら顔写真の入ったページを写真に撮って、必要なら見せるようにしておくのがよいと思います。
日本のパスポートはビザなしで数多くの国に入国できるパスポートですので、偽造や盗難に遭いやすいパスポートと言われます。
前に書いた通り、7つのケース以外でパスポートが必要になることは通常は考えられません。
⑤のケースでも、警察官に路上でパスポートを渡すよう言われたとしても、ストレートに信用せず、スマホ写真を見せるのに留めて、警察署内で本物を見せるようにすることをお薦めします。あとで何とでも言いつくろえます。
パスポート入れについて
私の例でご紹介しますと、パスポートは旅行中、身につけるタイプの貴重品入れに仕舞って、肌身につけ、カバンには入れません。これは、私用の旅行だけではなく、仕事で海外に出かけるときにも同じことをしています。
パスポート、高額紙幣(5万~10万円程度の1万円札、現地紙幣、必要ならドル)、クレジットカード2枚(ホテルなどの高額支払い用)と、いつも同じものを入れる習慣にしており、盗難防止と忘れ物防止をしています。
身ぐるみ剥がれるような強盗にはあったことがありませんので、今のところこの方法で安全を保てています。
この布ケースは
・薄い化学繊維生地で防水機能
・スキミング防止機能 (ご利益のほどはわからない)
・すべて布でできており、プラスチックや金属はついていない(ついていれば外す)
ものを使っています。難点は何度か洗濯しているうちに防水機能がなくなり、暑いところに行くと、お札を汗でビショビショにしてしまうことです。時折、買換えが必要になります。