【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
10 旅の持ち物 3 ボストン、貴重品入れ
誰の言葉にも耳を傾けよ。口は誰のためにも開くな
(英 劇作家 シェイクスピア)
仕事で海外に行くときはスーツケースをもっていきますが、私的な旅行ではもっぱらドラムタイプのボストンバッグ(写真)を使っています。これは好みです。
持ち物はそれほど多くないので、海外旅行で旅行者が一般的に持っていくバックパック(大リュック)は使っていません。私のボストンバッグは帆布と金属製の頑丈なファスナーでできており、サイズも機内持ち込みができそうな大きさです。
カメラ、三脚、ノートブックを入れて、衣類をパンパンに詰めてしまうと、LCCの7kgの機内持ち込みの制限値を少しオーバーする程度の容量になります。重さを計らなくても大体の重量は把握できるようになりました。
乗り継ぎ便を使って目的地に行くこともあり、なるべく預け荷物にはしたくないので、中に詰める荷物をこの上限重量に収まるように工夫しています。
布製のバッグ使用は下川さん(旅行作家)の古い本からの受け売りですが、長距離バスや鉄道などに乗って座席の前の足置きが欲しいときに使えますし、いざというときには枕がわりにもなります。よれよれですので、犯罪者にも目をつけられにくいだろうと勝手に思っています。
このザックには鍵を掛けます。鍵は2か所に掛けています。
一つはバッグを開け閉めするファスナーの金属製つまみ部分を閉じる鍵です。バッグが開かれないように留めます。
もう一つの鍵はバッグの留め金に結び付けたワイヤーを繋ぐ鍵です。バッグから離れるときに地上の適切な固定箇所に留めて、バッグ自体の盗難を防ぎます。
これら二つの鍵はいずれもTSAタイプの4桁のダイヤルキーで、数字も同じにしています。
リュック
私自身の好みでしかありません。東南アジア方面の旅行で、都市部のホテルに留まり田舎に行かなければ荷物は少なくて済みますので、ザックよりももう一回り小さなサイズのリュックを使い身軽にして行きます。
比較のために、いつも使っているリュックと並べて写真を撮っています。容量は最大で4~5kg程度になりますが、LCCも含めて機内持ち込み制限はクリアしています。
ファスナー付木綿生地トートバッグ、ビニール製財布、お守り(縁起物)
東南アジアに行くときに、現地で持ち歩いているバッグです。
どんなものでもいいのでしょうが、写真はバガン(ミャンマー)に行ったときに、お土産屋さんで見つけた厚めの木綿生地でできた布製のトートバッグ(写真)です。100円くらいでした。
小さく折り畳めてかさ張らず、ファスナー付き、サイズも手ごろで、肩からぶら下げるデザインでしたので、街歩きにちょうどよいバッグになっています。洗濯しながら繰り返し使っています。中には、財布(現地用)、スマホ、小型カメラ、ガイド、ハンドタオル、水に流せるティッシュなどを入れています。
現地用の財布は、100円ショップで買った紐、ファスナー付のビニールバッグ(写真)です。
最初に知ったのはホーチミンだったのですが、現地に着いて円をベトナム通貨のドンに両替したら、お札のボリュームが途方もない嵩(かさ)になって財布に収まらないことを知りましたので、それ以降、東南アジア現地ではポーチみたいな入れ物を財布代わりにしています。黒い紐をトートバッグのひもに繋いでいますので、スリに遭う心配はありません。
ちなみに、コイン入れは日常使っているものを旅行に持っていき、現地の硬貨を入れています。それから、いつも「お守り」を忍ばせています。縁起かつぎです。
**貴重品入れ**
パスポートケース(布製)、胴巻タイプ貴重品入れ(布製)
パスポート、航空券、お金(予備の円やドルなども含む大きなお金)、クレジットカードは薄い布製のパスポートケース(首掛けタイプ)に入れて下着の内側に肌身離さず身に着けています。
これらはバッグに仕舞うことはしていません。ただ、東南アジアで薄着で出歩くときには厚みが気になりますので、持ち歩くのはパスポート、クレジットカード、予備でないお金だけにしています。
お金とクレジットカードは同じく薄い布製の胴巻きタイプの貴重品入れに分割して入れています。これらのケースはいずれもスキミング対応のものです。
貴重品は、手から離すことのある、いかなるバッグ(ウエストポーチを含む)にも仕舞いません。
このやり方には一つだけ欠点があります。布製の貴重品入れは購入時は汗をカットしてくれますが、お札をラップで包むという工夫もありますが、使っているうちに徐々に防水機能が低下し、中に仕舞った札が濡れ、結構な頻度で貴重品ケースの買い替えが必要になります。とはいえ、これらの入れ物は安全を保つ最重要ポイントですので、やむを得ないと思っています。