ロンドン旅行ガイド

 

7 市内交通 6 鉄道 (ナショナルレイル)

 

みんな世に中を変えようとは思うが、自分自身を変えようなんて思うものは誰一人いない  (露 小説家 トルストイ)

 

 

市内交通の6回目は鉄道を紹介します。ロンドン旅行の脇役ですが、郊外に出るための手段としてレンタカーと並んで有効な移動方法です。

 

鉄道に乗る

 

ロンドンから国内外の他都市や郊外に行く際に鉄道(ナショナル・レール)が利用できます。

 

ロンドン近郊に足を伸ばすとして、オックスフォード、ウィンザー城、バース、カンタベリー観光にピンポイントで出かけるなら、観光バスという手がありますが、鉄道の利用もお勧めです。

 

ロンドンには終着駅がたくさんあります。どの駅も地下鉄サークルラインから乗り換えることができます。

 

イギリスは鉄道発祥国ですから鉄道マニアにとってはこれらの駅巡りだけで観光目的となりそうです。いずれも垂涎ものの古風な駅舎ばかりです。

 

これらの駅からユーロスターのようなドーバー海峡を越えて大陸へ行く国際列車、スコットランドや北部イングランドなどの国内都市へ向かう列車、ウインザーやオックスフォードなどの近郊へ行く列車が発着しています。これらの駅の詳しい情報は別のところでお伝えしようと思います。

 

 

さて、郊外の目的地に、どの駅から電車に乗ればいいのかを調べるためには、ナショナルレイルのHP(National Rail_Home)にアクセスして、出発地(London)、目的地(英語で)、出発日、時刻、往復購入の場合の(帰りの出発日・時刻)を用意して調べます。

 

ナショナル・レイルのHPで時刻表を調べると、行き先ごとの出発時刻、出発駅、到着時刻、運賃が表示されますので、どの駅から電車に乗るのかがわかります。ウィンザー行の電車などはパディントン駅とウォータールー駅の双方から電車が出ています。

 

注意事項が1点あります。鉄道はロンドンと郊外間の往復移動には大変便利ですが、異なる路線上の郊外の2地点間の横移動にはあまり便利ではありません。ロンドンに一度戻る必要があると思っていいです。そういった旅行プランを作る際にはレンタカー利用のほうが便利かも知れません。

 

鉄道利用に関して、鉄道オタクでないなら、予備知識は必要ないと思います。情報は都度調べたほうが正確です。

 

ただし、予め知っておいてもよい情報が2つあります。

 

一つ目は特急料金はないことです。ただし、ヒースローエクスプレスのようなナショナルレールとは異なる別会社が運営する電車には特別の料金が設定されています。

 

二つ目は往復運賃が片道運賃とさほど変わらないほど安いということです。どこかへ出かけるときにも、購入する切符は往復切符が最優先です。

 

 

(おまけ)キングスクロス駅のハリーポッターグッズを売っているお土産屋の隣には観光用にハリーポッターの映画に出てくる9 3/4番ホームの案内表示があります。(これはお遊びで9 3/4番ホームは実際にはありません)