2016年6月2日
(写真・文、 光岡主席研究員)
2016年のお正月、前から行って見たかった「久能山東照宮」と
「三保の松原」を訪れました。
「久能山東照宮」は家康公の遺訓により秀忠が1616年建立、家康公は駿河湾を望むこの久能山に眠ります。
極彩色の社殿は豪華絢爛です。 長い石段を登ります。
東照大権現
久能山東照宮楼門
鳥居と拝殿遠景
家康公は38才の手形。
155cm 60kgだったようです。
家康公御手形
社殿(「本殿」「石の間」「拝殿からなる)は、国宝です。
江戸初期を代表する大工棟梁/中井大和守正清が造営しました。
「権現造り」「総漆塗り」「極彩色」の社殿は、以降の日光東照宮などの原型となりました。
社殿は創建当時の“豪華絢爛”を400年、保っています。壮観です。
拝殿
本殿の裏手に高さ5.5mの「神廟」があります。家康公はここに眠ります。
参道には、諸侯奉納の石灯籠が並びます。
久能山は眼下に駿河湾を見下ろす270mの山です。
伊豆半島や御前崎を望む景色は雄大です。
かつて武田氏が要害と築いていた「久能城跡」を「久能山東照宮」として建立しました。
海岸線にずらっと並ぶ白い色は“久能山苺”の
ビニールハウスです。
久能山からの駿河湾
三保の松原と“富士山”この日はもやっていました
「司馬温公甕割り」の彫刻
家康公の神廟
元久能城跡の表参道石段
伝説の“羽衣の松”
「三保の松原」を訪れた日は、冬なのにとても暖かく“もや”がかかっていたため、雄大な富士山の姿を見ることはできませんでした。
「羽衣の松」をみて、“天女伝説”に思いを馳せました。
空気の澄んだ日の富士山です
(ポスター写真から)
日本平のホテルから見る富士山遠景です。
山が重なり、山水画のようです。
手前は、清水港です。
三保の松原
帰路、御殿場で見かけた、不思議な雲のかかる富士山です。
お正月に、こんなに雪の少ない富士山は見たことがありません。