2016年7月1日
(写真・文、 光岡主席研究員)
村上水軍の本拠地として知られる芸予諸島最大の島「大三島」の山中に「伊予一宮 大山祇神社」は鎮座しています。
創建は飛鳥時代の701年、ご祭神は日本国の”山の神”「大山積大神」(富士山の女神「木花開耶姫命」の父、姫は天孫「瓊瓊杵尊」の皇妃となった)で、この瀬戸内海の地では”海上安全”の「海の神」です。
全国各地に約1万ある「大山祇神社」 「三島神社」の総本社。
宝物殿には、源氏平氏はじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈ったため、国宝・重要文化財の日本の甲冑の4割があるそうです。
日本一の「山の神」が、何故、畿内の山、富士山など中央山岳帯の山、更には、四国最高峰「石鎚山」ではない、瀬戸内海の小島の小山に鎮座し、この神社が、日本中の「大山祇神社」「三島神社」の本社であることが、とっても不思議です。
大山祇神社 鳥居
大山祇神社 総門
「伊予国一宮」が、四国側(陸地)に無く、瀬戸内海の小島にあることが、とっても不思議です。
静寂の中にピリっとした雰囲気のあるお社です。
大日本総鎮守大山祇神社 石碑
境内と「十七社」
樹齢2600年の伝承のある大楠
御神体の山「鷲ケ頭山」
今にも、島影から水軍が現れそうな瀬戸内海の島々でした。
見とれるほど美しい光景です。
大山祇神社 拝殿
いかにも“神様”が宿られそうな、美しい“お山”のお姿です。
しまなみ海道