2019年5月16日
(マラソン講座)データから読み解く航空事業
(第17回; 2019年5月16日)
国際線旅客概観(3)~需要の日本人内訳~
羽田/関西/地方3空港が大幅増、成田は微増
2017←2006年度の発着旅客数について地方別に推移をみた。
① 基幹7空港(※)で国際線旅客の96%をカバー、
中でも羽田/成田/関西で4分の3をカバー。
一方7空港以外の地方空港の旅客規模は4%。
(※) 成田/羽田/関西/中部/福岡/那覇/新千歳
② この間羽田が162→1712万人と10倍超に増加。
成田は+2%(+306万人)の微増に留まっている。
③ 関西も約1200万人と倍増、他方中部は+7%(+80万人)の小幅増。
一方で福岡、那覇、新千歳の地方3空港は高い増率、中でも那覇は13倍に。
(2017~2006年度空港別発着旅客数)
④ 羽田シェア急増、成田と中部のシェアは低下
関西、地方3空港もシェアUP
(2017年度空港別旅客割合) (2006年度空港別旅客割合)
⑤ 那覇を筆頭に、地方3空港の旅客は大幅に増加
(2017&2006年度空港別旅客規模の変化)
次回(第18回)の予定です。
国際旅客概観(4)~本邦会社の旅客数~
外国社は大幅積み取り増、本邦社はシェア低下
以上