2021.5.14.
(2020年度上期決算より)
5月13日の日経新聞およびNHKにて、AIRDO/ソラシドエアが共同で持ち株会社を
設立する方向で調整を進めていると報じられた。
両社は「決定・発表したものではない」としている。
いかし両社ともに、
・ コロナの影響を受けて業績悪化し、経営再建が必要なこと
・ ANAと全便コードシェアし、予約販売システムもANAと共用であるなど、事業形態が類似していて、
統合による効率化効果が考えられること
・ AIRDOは北海道を、ソラシドは九州を主要市場としていて、統合は販売面でも効果が期待されること
・ 政投銀を筆頭株主とし、ANAが2番目の株主であること、
等の事情を考えれば、この統合は十分合理的なものと考えられる。
下表は両社の事業形態とその規模を表わしたものである。
また下表は2020年度上期の収支実績を表わしたものである。
コロナの影響で大幅な旅客減となり、収入の過半をANAからのコードシェア収入に依存
した形となっている。