2020年3月17日
日本の航空会社の国際線
コロナの影響は?
コロナの影響で減便が相次いでいるが、日本の航空会社の減便状況について
各社の時刻表と発表資料(3月16日時点のもの)をもとに整理してみた。
※ 運航状況は3月28日時点を基準としてカウントした。
1. JAL減便▲36%、ANA減便▲46%、;運航する便数はほぼ同じ
・ 減便は両社ともに巨大な規模だが、もともと便数の多いANAがより大幅。
・ 減便は、個々の便の運休のほか、曜日の圧縮、機材小型化、日を定めての
Spot減便のほか、臨時便による運休の補完も入れている。
・ JALは中国/香港/韓国及び台湾線を中心とした減便、ANAの減便はその他路線にも及ぶ。
・ 減便後の便数(3/28時点)は両社ほぼ同じ規模(1日に47便程度を運航)。
【ANA、JALの減便と運航の状況(3月28時点)】
2. LCCと中堅会社は、全面運休に近い
ANA/JALと同じように減便と運航の状況を整理した。
LCC&中堅6社では、9割が運休、運航は日に4便。
・ Peachは30便を全面運休
・ Jetstar-Jはマニラ線(成田、中部発)を残し、その他は運休
・ Spring-Jはハルビン、上海線の特定曜日のみ残し、その他は運休
・ AirAsia-J(台湾線)は運航するが、Spot減便を実施。
・ スカイマーク(SKY); サイパン線をダイヤどおりに運航する。
・ スターフライヤー(SFJ); 台湾線を全面運休。
大手とLCC&中堅を合わせた合計(206便)では、過半の106便が運休。
事態の厳しさが如実に表れている。
【LCCと中堅会社の運航の状況(3月28時点)】
以上(Y.A)