2020.7.22.
夏場の国内線、便数はコロナの影響下からほぼ復帰
移動自粛から解放され、GO TOキャンペーンも始まった。
東京を中心に感染者数は再び増加している中でもある。
各社の8月の国内線運航状況を、公表資料や予約サイトから調べてみた。
対象日として8月1日(土)と8日(お盆期間のピーク)を選んだ。
(注)運航率算出の分母とする便数には、時系列推移を考慮して年度当初のダイヤを採用
した。
(夏場は計画便数そのものが増えるため、運航率は若干高めとなる。)
① 全社合計; 全社合計の運航率は、8月1日で90%、8日で99%であった。
100%を超す事例もみられるが、夏場のみ運航する便や臨時増便による。
② ANA・JAL; 8月1日の運航率は90%強、8日はフル運航。
運航率については、成田発着便(国際線フィーダー)の運休影響(-2%程度)が含まれている。 夏場限定の増便もあって8日の運航率は実質的に100%を超える。
(コードシェア便)
ANAは提携5社の運航がほぼフルになることで、8日にはコードシェアが150便(自社便に対し+4割)となる。
同様にJALのコードシェア便は47便(自社便に対し+11%)。
※ ANAは、ADO/ソラシド/SFJ/IBEX/ORC便をコードシェアしている。
※ JALは、FDA/AMX便をコードシェアしている。
③ その他;
・ Peachの積極的な増便が際立っている。
・ 一方Jetstar-Jの復便は慎重に見え、便ごとの収益性(Cashベース)に敏感な姿勢が伺える。
・ 8月に入り、AirAsia-Jが運航を再開した。
【国内各社の運航状況】
以上