2020.5.26.
コロナの影響、国内線の運航状況(減便は更に拡大)
(6月11日の運航・運休状況)
5月26日時点での各社の運航・運休情報や予約検索により、6月11日の国内線運航・運休状況をまとめてみました。
緊急事態宣言が全面解除となって、国内線では需要復旧への期待感も芽生え始める一方で、
各社ともにCash流出が続いていることから、減便の深堀りによって収益性(特に運航費用の回収→粗利益確保)に敏感にならざるを得ない状況と思われます。
1. 6月11日の各社の運航・減便の状況; 全体として▲75%程度の減便
・ ANAは大幅減便した連休前より運航便を増やし、他方JALは連休前より減便を
深堀り → 結果的に大手2社の減便規模はほぼ並んだ。
(コードシェア便の規模で、ANAの運航規模はJALをかなり上回る。)
・ SKY; 羽田発着便に特化して運航、その他の路線は殆どの便を運休。
連休前;路線ミニマム運航 ⇒羽田便で収益性(Cash)確保に転換した模様。
・ 中堅3社/IBEX/ORCのANA提携5社;路線ミニマム確保指向 ⇒運航率は高め。
・ LCCは、徹底した減便でCash流出を避けているものと思われる。
【国内各社の国内線運航・運休の状況(6月11日)】
2. 会社別、路線別にみた運航・減便の状況(6月11日)
ANA/JALともに運航はダイヤの1/4程度。
ANAは提携5社とのコードシェア便で便数規模はJALを大きく上回る。
・SKYは羽田便に特化して運航 路線ミニマムより収益性優先か?
・ADOは6割減便 各路線ミニマム便数を確保
(注) ソラシド、SFJもほぼ同傾向
・IBEXの運航率は7割強 大半がANAの座席(⇒ANAの意向反映か?)
・FDAの運航率は約2割
その他の航空会社については
表示を省略
以上(Y.A)