2019年5月8日
ゴールデンウイークの旅客実績概観
国内航空各社が発表した2019年GW(4/26~5/6)の旅客実績を概観した。
(注)各社数値をまとめた日刊航空の記事をもとにしています。(前年数値は変化率から逆算)
なおAirAsia-Japanはこれに含まれていない。
1. 概括
① 期間中の旅客数は国内線が極めて好調で、前年同期比50万人増(+14%)で
搭乗率も大幅にUP。 特にこれまで比較的に低い搭乗率だった大手2社や中堅会社が向上したことで全社平均で88%に達した。
② 国際線も供給増に需要が伴い(+4%)、84%という前年並みの高い搭乗率を
維持した。
③ LCCの国内線旅客シェアは10%を前に、足踏み状態が続いている。
④ JAL・ANAを比較すると、対前年の旅客人数増は国内/国際ともにANAが上回ったが、増率ではJALが上回ってシェアを若干回復させた。
2. 図表でみるGWの各社旅客実績
(国内線旅客シェア) (国際線国内会社での旅客シェア)
ANA43%、JAL33% ANA43%、JAL38%
LCCに厚い10%の壁 LCC18%のうち14%がANA系
(Peach+Vanillaで14%)
(各社の国内線搭乗率;%)
大手や中堅会社の搭乗率もほぼLCC並みのレベルを達成
Peachと統合が決まっているVanillaは低調であった。
以上