ゴールデンウイークの旅客実績
2016年5月10日
国内主要10社が発表した2016年GW期間(4/28~5/8)の旅客実績を概観した。
(前年の数値は変化率に基づき算出した)
1.国内線
① 旅客数;10社の総旅客数は310万人で、前年に比べて6万人(+2%)増加。
ANA、SKY、ADO、Peachが旅客数を伸ばしたが、JAL、Jetstar-J、Vanillaは
供給減もあって減少となった。
② 旅客シェア;JALが大きく低下して32.8%。
ANA、Jetstar‐J、Vanillaも低下。
SKY、ADO、Peachが上昇。
LCC(4社)のシェアは10%でほぼ前年並み。
③ 搭乗率;LCCはPeachの92.5%を筆頭に80%台半ばを確保、SKYも88%と高位。JALと中堅3社は70%台、ANAは低く67.8%。
④ 予約率(4/22時点)との差;Jetstar-J、SKYは、駆け込み需要によって、予約時点より大きく搭乗率を伸ばした。
2.国際線;国内航空会社の実績(外国の会社は含まない)
① 旅客数;総旅客数は66万人で、前年に比べて8万人(+14%)増加。
ANAとPeach、Jetstar-Jが旅客数を伸ばしたが、JALは減らした。
② 旅客シェア;JALは▲6.5ポイントと大きく減らし、
41.2%となった。
LCC4社のシェアは10.4 ⇒16.6%と増加。
ANA+系列LCCは52% ⇒55%となった。
③ 搭乗率;
ANAとJetstar-Jは76%、JALと他のLCC3社は80%台。
Peachは国際線でもトップで88.2%。
《 2016年ゴールデンウイークの旅客実績 》
以上