空港ミニ概観(羽田とLHR、JFKの比較)
2015年8月30日
羽田空港について、London Heathrow空港やNew York JFK空港と定量的に簡易比較してみた。
(注)数値は、LHRとJFKは2014年の当局資料、羽田は2013年度当局資料による。
① 年間総発着回数は、滑走路2本のLHRが47.1万回(1日当り645出発便)、同4本のJFKが42.2万回(同579便)。これに対し羽田(4本)は40.7万回(同558便)。
② 年間総旅客数は、LHRが7340万人と最も多く、便平均の旅客数は156人。
JFKが5325万人で、便平均旅客数は126人。
羽田は6945万人で、便平均旅客数は171人であり、大型機の割合が高いことを物語っている。
《図表1》3空港の発着回数と旅客数
なお、2015年8月最終週のOAGデータをもとにしたCAPAの資料で、定期便の発着量を
時間帯別にみたのが下図である。
③ 各空港ともに06:00~22:59の発着量が多く、JFKと羽田は23:00~16:00の発着量は少ない。LHRについては23:00~06:00には定期便の発着がみられない。
06:00~22:59の間をみると、LHRの発着量が最も多く、羽田は時間当たり80回
程度が万遍なく続き、JFKはややばらつきがみられる。
④ 平均座席数は、羽田が233席と多く、LHRが203席、JFKが169席となっている。
《図表2》3空港の時間帯別発着回数
以上(Y.A)