2023.2.4.
4. 財務状況と機材数の変化
① 財務状況;
・資金の状況; ANA;借入金増と増資で約1兆800億円を調達、
赤字等で▲3900億円が流出したが、6900億円が手元資金に
積みあがった。
JAL;借入金増と増資で8000億円を調達、赤字と設備投資等で約▲5700億円が流出し、2200億円が手元に積みあがった。
・有形固定資産等; ANAは大型機の大量退役により▲3000億円減少した。
JALは退役の一方で新鋭大型機A350を導入、コロナ前比▲680億円減にとどまった。
・その他; 両社ともにこれまでの赤字を、将来の黒字時の税金軽減のために繰り越す「繰延税金
資産」が約1700億円増加した。
② 機材の変化;
・ANA;大型のB777を大量退役させた。
→ 平均機材の小型化が進行した。
また規模拡大のためにLCCのPeachの機材が増加した。
・JALもB777を大量退役させたが、一方で大型A350を11機追加導入した。
ほかにZipAirの中型機とSpring Japanの小型機が増加した。
以上(赤井)