2020年4月21日
16-Apr-2020 10:04 PM
CAPAの日刊コロナウイルスと航空の世界最新情報にようこそ。我々はこの情報を現在のCAPAメンバーにと同時に、我らがウエブサイトへの訪問者に対して、この業界が危機を漕ぎ渡るのを助けるためにこの製品をお届けする。
このレポートは、米国全体や各地域の短いニュースやCAPAの論評の中から、ほんの一部を選択したものである。
トップニュースのヘッドライン:
- 中国が公式に世界最大の航空市場になる;
- IATA: 各国政府は航空旅行の再開に向けて協働する必要があるだろう
航空関係概要に続いて、世界のそして各国の最新のコロナウイルスデータ、レポート
- 世界の感染者数、13日間で100万人も増加
-米国が、COVID-19感染者数のほぼ1/3を占める。
航空と旅行業界、コロナウイルス ニュース最新情報
米国の供給削減が続き、中国が供給席数から言って世界最大の航空市場になって居る。
もう随分前から、中国がいつかは、航空というものが存在し始めてからずっと占めて来た米国から、その座を奪うだろうと予告されて来た。まさかこんなに早くやって来るとは誰も予想できなかったが。
国際航空機関(IATA)は2024年には変化があるだろうと予想して居た;然しながらCOVID-19ウイルスの航空市場に与える衝撃、そして中国の跳ね上がりが、この一大転換点を前倒しにしたのだ。
この栄誉がいくらかほろ苦いもので、多分一時的なものである一方で、この結果は中国の航空市場がCOVID-19で痛めつけられた後に、改善し始めて居る事実を確認させるものだ。
明らかなのは、中国の供給の全体像は、総合計の95%以上を占めるその国内線市場である。
国地方別 総供給席数:2020年4月13日の週
Source: CAPA - Centre for Aviation & OAG.
下のグラフを見れば、米国がほぼ30%の供給削減を強いられ、中国の下に陥落して、ほんの一週間がどんな違いを見せられるものかを示して居る。
国地方別 総供給席数:2020年4月6日の週
Source: CAPA - Centre for Aviation & OAG.
上記は将来の航空座席供給計画の例で、CAPAの国別プロファイルからCAPAメンバーが入手できるものである。更なる情報はこちらをクリック。
IATA:各国政府は航空旅行再開のために協働する必要があるだろう
IATA の事務局長でCEOのアレクサンドル・ドゥジュニアックは、同協会が、各国政府と協調して、航空旅行とエアライン業界の再開を計画するために、一連の地域会合を開催すると言って居る。(2020年4月14日、ロイター)
ドゥジュニアック氏によると、「各国政府は、”こちらは歓迎の用意あり”と相手国が言わない限り、国民に対して外国への動きを承認する訳に行かない」ことから、旅行規制は各国政府と共同で取り払う必要があるだろうからと述べて居る。
中国:CAACの旅客数72%減、全貨物エアラインの物量28%増
2020年3月急回復以前
CAAC によると(2020年4月15日)、2020年3月の需要の速報値は以下の通り:
● 旅客数:1,510万人、対前年71.7%減
● 貨物:484,000トン、23.4%減;
○ 貨物専用便:253,000トン、28.4%増
● 飛行時間:417,000、58.8%減
● 飛行便数:202,600;
○ 日別便数:6,535、58.6%減
● 2020年第1四半期:
○ 旅客数:7,410万人、53.9%減 [更に - original PR - Chinese]
スカイマークエアラインズ(2020年4月15日)が、「新型コロナウイルスの世界的蔓延と最近の株式市場の傾向に続く、急激な事業環境の変化」を上げ、東京証券取引所一部上場申請を取り下げた。同社は2019年10月25日、株式再上場の申請を提出した。 [more - original PR - Japanese]
バージン・オーストラリアは(2020年4月16日)ASXでの自主的取引停止を、同社が市場に対してこれについて発表するか、2020年4月16日からの7日間、どちらか先に来る日まで、延長したいと要望した。[more - original PR]
テヘラン/メヘラーバード空港の総支配人イブラヒム・モラディは(2020年4月15日)2020年4月はコロナウイルスの影響で運航状況が対前年60%減、旅客数が70%減と報告して居る。 [more - original PR - Persian]
ロシアは、エアラインを支援するために、2億8,200万ユーロを割り当てロシアのウラジミール・プーチン大統領は、(2020年4月15日)緊急対策として航空会社を支援するためには、230億RUB(2億8,150億ユーロ)を割り当てる必要があると述べた。プーチン氏は、コロナウイルスの勃発で、エアライン業界は、深刻な困難に直面して居ると語った。加えて:「特にこの資金は、機材をリースする、運用資金を調達する、給料や中期料の支払いのために使われるだろう。」と述べた。 [more - original PR - Russian/English]
ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEOとスコット・カービー社長は、(2020年4月15日)同社が供給席数を「5月は、今年始めに計画して居たものの約10%に」減らし、2020年6月にも「同様の削減を」予測して居ると発表した。ユナイテッドの路線網は、90%削減されて居り、2020年5月/6月のスケジュール削減は、「総労働時間の問題で最前線の従業員にも、直接的な影響を与える。」
「旅行需要は基本的にゼロであり、近時点で改善する兆しは見えない」、「旅行需要が少しでも戻って来たとしても、急激に跳ね上がる事は無いだろう」とコメントし、警告を発して居る。2020年4月の最初の2週間に、同エアラインを利用した旅客は20万人を下回り、「今年の5月全体に旅をする旅客の方が、2019年5月の1日間より、少ないとさえ予測され」、需要は対前年97%下落したことになる。
「我々の予測では、需要は2020年の残りの期間ずっと、そして来年に入っても圧迫されたままである。」と彼らは警告して居る。[more - original PR]
LATAM エアラインズ・コロンビアのサンチャゴ・アルヴァレス・マタモロスCEOは、LATAMエアラインズ・グループが、「可能な限りキャッシュを確保するよう努めて居る」が、これらの対策を講じても、「大体3~4か月のキャッシュしか持たないと話し合っ居て」、その後はこのエアライン・グループとして事業を継続するためには政府の財政支援が必要だろうと報告して居る。(2020年4月14/15日、ロイター/ロポツール/アビアンカアルディア)
マタモロス氏は、政府から「支援と我々がと言って居るのは、贈り物ではなく」、むしろコロナウイルスからの直近の衝撃からLATAMを生き延びさせ、「長く苦痛に満ちた」回復の過程での支援を提供する、特別低利の長期貸付金であると語った。彼は、同エアライングループは回復の過程は18から24か月続くと予測して居り、「我々は、低運賃で、更に平均以下の旅客数で便を飛ばすことになるだろうから、この期間で金を使い果たす事になる」と述べて居る。
アフリカ・エアライン協会(AFRAA)のアブデラマネ・ベルテ事務局長は、同協会の公式ニュースレターを通じて、(2020年4月)COVID-19パンデミックの影響を鑑み「AFRAAはアフリカ各国の政府に対し、この業界の生存能力を確保するよう、アフリカのエアライン各社の避けようの無い損失への補償、外因性の営業費用の軽減、そして補助金の供与を要請する」と述べて居る。
ベルテ氏はまた以下のように述べた:「AFRAAはアフリカのエアライン各社が株主達に、その事業にCOVID-19が及ぼす悪影響に対応するための、全てが含まれた前向きの対応戦略を展開する事を約束するよう強く勧奨する。」
以上