CAPA分析 特別号⑥:ANA、黒字回復、国際線で25%の成長=航空輸送以外の事業が貢献

 

当分析は、CAPAが8月11日に発表し

All Nippon Airways, due to non-flying businesses, returns to black with 25% international growthを、JAMRが翻訳したものです。

 

尚、この分析記事内の図表は、ANAの発表した該当する原文資料(日本語資料)に全て差し替えてあります。TA 

 

 

CAPA分析

 

ANAホールディングスが、2014630日までの2014年度第1四半期で黒字を回復した。基幹事業である航空輸送では、損失を圧縮したものの引き続き赤字である。

 

しかし、この見方は不完全で、事業分野間のやり取りで、極めて収益率の高い他の事業に収入が移転されているのだ。

 

どの分野に金が動いたかに関わらず、話はANAの航空輸送分野、それも国際線事業の問題である。国際線のASKは主として羽田昼間帯の新発着枠のお陰で拡大しているが、これは国内線ASKより国際線を、より多く運営するという方向に向かおうとしているANAのテーマに沿って居る。

 

ANAの状況は順調だが、最近の需要に先立って、供給を拡大していることを始め、幾つか改善の余地がある;ASKの伸び25.2%は、RPKの伸び21.7%より大きかった。この供給拡大が、ANAを国際線でJALを抜くまでに、大きくしたのだが、同時に欧州線の搭乗率では、5ポイント近く下降させている。

 

国際線全路線平均の69%の搭乗率は未だ改善の余地がある。ANAの中核であり、大きな利益の源である国内線市場は、嬉しくない競争の圧力を受け、ASK0.5%下げる一方で、安売りをして、RPK3.5%上げる結果になった。国内線の搭乗率は2.2ポイント上がったのだが、未だに59.2%という低い数字だ。

 

 

 

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