【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
8 海外旅行に出かけるプロセス 7 海外空港に到着(前編)
賞賛による堕落から逃れる方法はただひとつ。仕事を続けることである。
(独 物理学者 アインシュタイン)
海外空港に到着します。人の流れに沿って行くと、検疫、入国管理を通過し、預け荷物をピックアップして税関を通ると、そこはもう外国の街です。いよいよ海外旅行です。国際線に乗って海外空港に着陸した後のターミナル内のプロセスを説明します。
入国
CAに見送られて飛行機を出ると、そこはもう外国です。人の流れに乗ってターミナルの中を移動すると、一番最初に出る場所が入国管理ゲートです。国際線の乗り換え(乗り継ぎ)については別項に書きます。
入国管理ゲートには外国人も含めて大勢の人たちが順番待ちをしています。ここでゲートごとに上部に出ている表示を見て、(Foreign~外国)の表示を探します。そこは海外ですから、あなたは外国人です。日本語表示はありませんが、英語表示は必ずあります。落ち着いて。Foreignの表示を見つけたら、この表示のある、なるべく短い列に並びます。
実は多くの空港で、このほかに「Fast Truck」という有料のゲートがあります。ファーストクラスやビジネスクラスの一部の人たちが使います。列が短く、短時間で入国手続きを完了できます。また、パイロットやCAだけが通過する「Crew」ゲートも専用のものです。
最近は航空旅客が増えてどの空港も入国管理ゲートは大変混みあっています。日本人は比較的短時間でゲートを通過できますが、外国人の中にはなかなか通過しない人たちも多く見かけます。列に並んで通過するまでに1時間くらいは覚悟した方がいいと思います。
入国審査
列に並んで、順番が回ってきたら、審査官にパスポートを渡して身元確認をしてもらいます。
その時、同時に必要なものはビザ(クレジットカードのことではありません。入国許可証)です。それと入国カードと帰りの航空券も用意します。
蛇足ですがパスポートの有効期限まで所定の月数(日数)が残っている必要があります。出発空港でのチェックイン時に航空会社のスタッフが確認していると思います。国ごとに決まりがありますが、残存期間が6か月以上残っていればまず大丈夫です。
ビザはパスポートの中のビザページに貼付してあります。
ビザに付属書類があれば、持参します。観光目的の旅行の場合は大半の行き先がビザ免除国ですので、ノービザで入国できます。必要の有無は出発空港で航空会社のスタッフがすでにチェックしているはずですので、心配無用です。
インドなど新興国ではアライバル・ビザといって到着時にビザを発行してもらう国もあります。旅行の準備の段階で調べた時にわかると思いますので、訪問国の大使館のHPを見に行って、事前準備が必要かどうか確認をします。受け止め方の問題でしかありませんが、まあ、入国税みたいなものだと思って間違いないです。
入国カードは必要ない国もありますので、必要の有無は事前にネットで調べておくといいです。
入国カードが必要な場合は、機内でCAが公式の記入フォームを配りますから、機内で記入できます。もらい忘れても入国管理ブースの手前に置いてあります。
英語で記入しますが、見慣れない単語はGender(性別)、Occupation(職業)くらいだと思います。滞在国での住所を書く欄がありますが、(Hotel name, City)を書いておけば大丈夫です。
パスポートに帰りの(もしくは次の出国の)航空券を挟んで審査官に見せます。
電子航空券の場合には、航空券の購入時に航空会社から送られてきたメールのコピー(航空券を持っていることを証明できる資料となる)を使います。
これはおまじないではありません。航空券の提示は滞在期限を越えてその国に滞在しないという証明になります。国によっては入国時の帰り(出国時)に使う航空券所持を必須としている場合もあります。
時折、審査官から質問されますが、難しい問いはありません。聞き取れなければ、聞き直せばいいのです。また、単語だけの会話で十分です。例⇒(What purpose do you have in this trip? ~ Sightseeing) (How many days are you staying? ~ five days)