【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
8 海外旅行に出かけるプロセス 2 空港で飛行機に乗る②
人のために生きることが人生に幸せをもたらす唯一の方法だ
(露 小説家 トルストイ)
チェックインする
チェックインとは買い求めた航空券の便に乗るための手続きです。
航空券を持っているだけでは飛行機には搭乗できません。チェックインカウンターで搭乗の手続きをして「搭乗券(Boarding Pass:ボーディングパス)」をもらい、機内に持ち込まない荷物をカウンターで預けます。
チェックインカウンターでスタッフがしていることは、
①乗客が持っている航空券を確認する。(いつ、どの便で、どこに、だれが、どのクラスで?)
②有効期限を満たすパスポートを所持しているか確認する。
③必要なビザを取得しているか確認する。(米国の電子渡航認証システムESTA申請の確認を含む)
④預け荷物の重量を測定し、航空券ごとに決まった制限重量の範囲内であることを確認し、航空会社が預かる。超過している場合は料金を徴収する。
⑤機内持ち込みの手荷物が既定のサイズ、個数に収まっていることを確認する。
⑥座席の位置(座席番号)を決めて「搭乗券(ボーディングパス)」を発行する。
⑦預け荷物の預かり証を航空券の裏に貼付し、航空券とパスポートと搭乗券を乗客に渡す。
ここまでです。
この手荷物の預かり証は普段は使うことがありませんが、預け荷物が紛失した場合の証拠書類になりますので、しっかり保管しておいてください。
航空券は到着空港の入国管理官に見せるまでは使いませんので、仕舞っておきます。これから出発ゲートまで必用なものは、パスポートと搭乗券です。
航空会社がウェブチェックインを勧めている場合、これを利用することができます。ウェブチェックインを利用する場合、預け荷物があるときは、チェックインカウンターに寄って、バゲッジだけ預けてセキュリティチェックに向かいます。
上記①~⑦で自分でできるところは自分で確認をしておきます。ただし、不備がある場合にはゲートで航空会社により行われる検査にひっかかりますので、搭乗できないことになります。
チェックインカウンターで引っかかって搭乗できなくなるのもゲートで引っかかって乗れなくなるのも、目的の便に乗れないという結果は同じですので、要は事前の準備が大切だということです。
セキュリティチェック・ゲートの混み具合にもよりますが、旅行に慣れるまでは、目安として、安心のため航空便の出発時刻の1時間30分前までにセキュリティチェックの行列に並びます。一般に搭乗時刻は出発時刻の30分前にしていますので、そこから搭乗ゲートまでの余裕時間は1時間あります。
空港内の人の流れは、混んでいるという前提で考えましょう。出発便が混みあう時間帯、とりわけ午前中から昼過ぎまでの時間帯は出発ゲートに向かう人も相当混雑しますので要注意です。
寒い冬などに熱帯地方に行く場合など、便利に利用できる、旅行から帰ってくるまで衣料や荷物を預かってくれる「荷物預かりカウンター」(有償)というのがあります。このサービスはセキュリティゲートに入る手前にあります。利用しようとする人はチェックイン前に済ませておきます。本や雑貨の購入もセキュリティゲートの手前にショップがある空港であれば事前に買っておいた方が安心です。
また、クレジットカードの特典で利用する「ラウンジ」はセキュリティゲートの手前にあることが多いです。一方航空会社がビジネスクラス旅客向けのラウンジは出国ゲートを通り抜けた先、CIQエリアにあります。
100cc以上の液体はセキュリティチェックを通れません。 必要な場合は預け荷物の中に収納しておくか捨てます。