【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
3 パスポート・ビザ 4 ビザ(後編) 2023年1月18日
良い人生を送るとは、人から奪った以上のものを人に与えることだ
(露 小説家 トルストイ)
ビザ免除
日本人の場合、ビザ免除で観光渡航できる国は190か国あります。
これを「ビザなし」と捉えてもいいですが、日本のパスポートに対して一括して観光目的の入国許可を与えるビザを得ていると理解したほうが判り易いです。
お勧め都市として紹介した、台湾のケースについてこの制約事項をご紹介すると(コロナ関連は除く):
観光目的で90日以内の滞在はビザ免除。
帰国のための予約済み航空券(もしくは次の渡航国への予約済み航空券と有効なビザ)の入国審査時の提示。
パスポートの有効期限残日数が予定滞在日数以上。指定された港での入出国 などです。
台湾で入国検査時に帰国用航空券の提示を求めることについては、他の多くの国でも同様の方法がとられています。
この方法は入国の検査を受けようとしている人が滞在期限内の予定する日に確実に出国できる証としています。
航空券は電子化されているのでスマホをみせることで可能ですが、航空会社から送られてくる帰りチケット分のメールページを印刷し、パスポートに挟んで検査官に見せるということをします。
これをどの国に行った際も同様に入国検査で行うといいと思います。ただ、忘れても検査官は何も言わないケースもありました。
定説ではありませんが、初期の開発途上にある国のほうがビザ取得を求めます。
手数料はそれなりの金額ですので、直接、外貨収入を得たいということだと思われます。形を変えて、入境税や出国税といった方法でドルを徴収することもあります。
それを知っていれば、外国への出入国に多少お金を徴収されても、その国が必要としていると思えば快く払えます。
観光客が増えてくると、外人観光客がその国の中で落とすお金の方が大きくなるので、多くの観光客を国内に呼び込んで経済が栄える方を選択するようになっていきます。ビザ免除はそのための方策だと思います。
いずれにせよ、観光目的のビザ免除が適用される場合も、渡航しようとする国のビザ発給の情報をきちんと確認をして制約事項を確認しておくことは大切です。