【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
3 パスポート・ビザ 1 パスポート(前編) 2023年1月13日
喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす
(シェイクスピア 英 劇作家)
「日本を出て外国に行くときにはパスポートというものが必要らしい。」
「ビザという単語も聞いたことがある。」
海外に出かけるにはパスポートが必携です。今回はこのパスポートについて説明をします。
パスポートとは何か
パスポートには5年と10年の有効期限のものがあり、上の写真の赤い表紙のものは10年期限のものです。
パスポートについて簡単に説明すると、海外に出かけるときに日本人であることを証明する「身分証明書」です。海外ではどんなときでも携帯する必要があります。外国人も皆、属している国のパスポートを携帯します。
表紙を開けると次の写真のような文章が出てきます。パスポートは外務大臣が発行しているんですね。一旦、海外に出ると、異国民であるあなたを守るものはこのパスポートだけですので、大切に所持しましょう。
次の写真はパスポートの所有者ページです。姓名(英語表記)、旅券番号、国籍、生年月日、発行年月日、有効期限、本人サインが記載され、申請時に提出した顔写真が貼付されています。
パスポートはどうやって入手する
① まず、お住いの都道府県の旅券事務所をネットで探します。自分がどこで申請をし、パスポートを受領するのかを確認しましょう。
仮に岡山県にお住まいだとすると、「パスポート+岡山県」でGoogleを使って検索します。岡山県の場合は、「申請者の住所又は居所の所在地を管轄する市町村の窓口で手続きをしてください。」と書いてあります。受付から発行まで日数がかかりそうですので、注意してください。
東京都の場合には有楽町の交通会館、他数か所にパスポートセンター(東京都旅券課の分室)があります。
② 県のホームページの案内のように、パスポートを申請するには、申請用紙に所定事項を記入し、パスポート用の写真を貼って、添付書類をつけて、発行手数料の収入印紙を貼って申請すれば発行されます。
③団体旅行に参加する人は、旅行代理店が代行して申請・受領してくれますが、頼んだ分のコストはかかります。個人で旅行する人は自分で旅券事務所に行きます。窓口は土日が休みの場合もありますので、受付時間には注意してください。
④本人証明の添付書類については、マイナンバーカードか運転免許証、もしくは「健康保険証∔学生証(または会社の身分証明書)」【いずれもコピーではなく原本。その場で返してもらえます。】が有効のようです。ホームページでしっかり確認をしてください。
⑤貼付する顔写真は、一般に申請窓口の近くに写真店があり正確に撮影してくれますが、それなりの値段です。ホームページに詳しい撮影要領がありますので。それを見て、そのとおり正確に撮影、印刷すれば自分で用意できます。窓口で受理されない場合に写真店で撮影してもらうという手もあります。
⑥初回の申請では戸籍謄(抄)本を添付する必要がありますが、2度目からは必要なくなります。申請書には戸籍謄(抄)本の住所を書く欄があり、正確に書く必要がありますので、注意してください。
⑦私はパスポートの有効期限の6か月前のタイミングで更新に行っています。多くの国が外国人の入国に際して、パスポートの有効な残余期間を求めるためです。その長さは国によって若干異なるようです。
⑧ パスポート取得の手数料は、16,000円(10年)、11,000円(5年)です。
(パスポートの後編に続く)