【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド

 

11 旅の安全 1 旅の安全①

賢い人とは多くのことを知る人ではなく、大事なことを知る人である

(ギリシャ時代のギリシャ人 詩人 アイスキュロス)

 

 

人それぞれに海外旅行の楽しさは違うでしょうが、旅はどんな人にも幸せをもたらしてくれると思います。

 

ただ、その楽しい旅も安全を前提としてることは言わずもがなです。

 

トラブルに遭うと、瞬時に旅行の楽しさは消えてしまい、後始末に貴重な時間を取られることもあるでしょう。ここでは海外旅行の初心者が安全を保つ工夫についてアドバイスをします。

 

 どうやって安全を保てばいいの?

 

海外旅行の経験を積むことに勝る対策はないでしょう。

 

我々日本人は世界の中でも飛び抜けて安全な日常の中にいます。外国に出たときに「ここは日本ではない」という緊張感を持って、一方、不安なことが起っても落ち着いて振舞えるようになることが大切です。

 

安全を守る方法は最後はそれぞれの自分スタイルになると思います。

 

改良はされていきますが、自分のスタイルを決めて、いつも同じパターンで行動できるよう心がけるといいと思います。旅行中に、自分がどんな振る舞いをしていても自分のお金や貴重品がどこにどんな状態にあるのか無意識に把握できている。そうすると、旅行中に落ち着きが増して、自分の持ち物がどこにあるか探すことがなくなり、物やお金に変化はないか、健康状態についても常に把握できるようになります。

 

何度か海外旅行を重ねるうちに、自分なりの安全対策をルーティンワークとして自然に確立していくということです。

 

大切なものは何か

 

何はともあれ、「命」が一番大切です。

 

① 自分の命 : 「君子危うきに近寄らず」

 

② パスポートと航空券 : パスポートと航空券があれば、いざとなれば帰国できます

 

③ 時間 : 旅行における何もしない(贅沢な)時間も貴重な休暇からひねり出した時間

 

④ カードとお金 : もちろん、お金は大切ですが、代わりが用意できます

 

⑤ 持ち物 : 大切な持ち物はノートパソコン、カメラくらい。あとのものは現地で買えます

 

 基本的な実践

 

 ① 国、地域で異なる危険性

 

行きたくない国 : 私の経験に基づく簡単な整理は、

 

A. 政治的に日本との関係が悪化している国(中国、韓国)

 

B. 元来治安のよくない国(フィリピン)、

 

C. 事件により治安が悪化(香港)、

 

D. 開発途上にあり、治安が落ち着くにはもう少し経済力が必要な国(インド、バングラデシュ、パキスタン、ミャンマー、カンボジア、ラオス)~ これらの国への訪問についてはある程度海外旅行の経験を積むまでは避けたほうが良いと思います。

 

正確な情報は、外務省の渡航先安全情報が有用です。ただし、こちらはより厳しい評価です。

外務省の安全ホームページ) 

 

② 派手な服装は控える

 

・身なりは、現地並みとは言わなくとも、現地の人たちから浮き上がらない程度に・・・

 

・西欧の都市部でスカート姿の若い女性を見かけることは少ないです・・・

 

・ジャケットのボタン付きの内ポケットは安心できます。仕事などで財布を持ち歩く必要があるときには、そのポケットに長財布を仕舞います・・・

 

③ 貴重品入れ

 

ここでいう貴重品とは、パスポート、日本円、現地通貨、航空券(メールのコピーですから本当は貴重品ではありませんが・・)、数枚のクレジットカードです。

 

旅行グッズのところでも紹介しましたが、これらの貴重品は、胴巻きスタイルと首からぶら下げるタイプの2つの貴重品入れに分割して入れています。その他、パンツの横ポケットの前側に1枚の高額札(1万円札)を入れておく隠し内ポケットを縫い付けています。出かけて街中で使うような少額の現地通貨はポケットに直接、コインはコインケースに入れています。 

 

ベトナムなど一部の国では現地通貨が分厚い札束となり、通常の財布では収まりません。100円ショップで買ったチャック付きの小物入れに現地通貨を入れて財布として使っています。