【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド
10 旅の持ち物 5 電子機器、カメラ、ドライヤー
言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する
(英 劇作家 シェイクスピア)
今回はPCやカメラ、ドライヤーなどの電器・電子機器、付属品、電器類の海外旅行への携行についてご紹介します。
旅行用電源ソケットに関する注意
ソケットを最初の項目にしたのには理由があります。
ソケットとは、規格(形状)の異なるホテルの部屋の電気ソケットと日本から持って行った電器製品のコンセントをつなぐためのアダプターのことをいいます。
ところが、日本と諸外国では部屋のコンセントから流れてくる電気は、コンセントの形状もさることながら、電圧が異なります。
私もうっかりドライヤーを壊したことがあります。しばらく前まではドライヤーを部屋に置いてないホテルもありましたので、仕事で海外出張に行った際に持参したのですが、コンセントに繋いでヘアドライヤーのスイッチを入れた瞬間に「ボッ」という音がして、一瞬にしてドライヤーを壊してしまいました。
海外在住の日本人の方は一般に、重くかさばる金属の塊である変圧器をいくつか日本から海外に持って行き、電圧を100Vに変換して日本の家電製品を使っています。
ソケットは供給側と使用側の電圧差を耐久保障するものではありませんので、注意をする必要があります。
旅行用電源ソケットの携行
旅行用電源ソケットは常時携行します。おすすめは、マルチタイプではなく、1対1に対応するシンプルな形状のものです。
ソケットのタイプは行き先によりますが、とりあえず(BF)と(C)の2タイプを準備しておいて、行き先国によりいずれかを2個ずつ持って行けばいいと思います。これで対応できない代表的な場所は香港、インド、大洋州です。どの国がどのタイプか調べるときには「旅行用電源ソケット+国別」で検索すると調べることができます。
ノートブック、充電器、wi-fiケーブル
私の例ですが、私的な旅行時にも毎日1~2時間ほどインターネットにアクセスし、その際に多少ボリュームの大きなファイルも扱うことがあります。
そのためA5サイズの比較的高性能なノートブックをいつも携行しています。バッグに仕舞うときには100円ショップで買い求めたスポンジ状のソフトケースで包んでいます。PCは1kg程度の重量です。A4サイズですと嵩張り、重いですが、A5サイズですと気になりません。PCに付属でついてきた電源コード(写真:これが結構重い)とwi-fiケーブルを同時に持ち歩いています。
wi-fiケーブルは無線LANのトラブル時の緊急対策用です。電源コードには240Vの上限電圧が書いてありますので、変圧器は不要です。電源アダプターだけでコンセントに直付けしています。こういった表示確認は他の電子機器の電源確保でも重要です。
ヘアドライヤー、ヘアアイロン、美顔器
今は私は携行しませんが、ヘアドライヤーやヘアアイロン、美顔器などが必須の方も多いと思います。どういう機器が良いかは個人の好みですが、注意事項があります。旅行先でも使い慣れたヘアドライヤーを使いたいという方は240V 対応の製品を買う必要があります。ヘアアイロンや美顔器についても同様です。
スマートフォン、充電ケーブル
スマホは海外旅行に持って行きます。
国内のモバイル会社で海外対応にしてもらうこともできるのですが、海外で短期対応のSIMを買う方が相当安上がりですので、海外空港に着いたらターミナル内のスマホブースで旅行期間に合わせた現地用のSIMを買い、旅行先でスマホのインターネットを使えるようにしています。
ただし、旅行に出る前に国内で契約するスマホショップで「SIMロックを解除」してもらう必要があります。一度解除すればずっと大丈夫のようです。また、スマホの充電器が200Vに 対応していることを確認してください。私は、荷物が増えないように、スマホをつないだUSBケーブルをパソコンのUSB端末につないでスマホを充電しています。(写真はWi-Fiケーブルとスマホの充電ケーブル)
一眼レフカメラ、ビデオカメラ、予備電池、充電器、三脚
私のケースのご紹介になりますが、遊びの旅行であれば、いつも1眼レフカメラかビデオカメラを持って行きます。写真や動画を撮影する趣味はありませんし、ましてやプロでもありませんので、スマホへの切り替えも可能なのでしょうが、よくわからないまま、習慣的に一眼レフかビデオカメラのいずれかを持って行っています。ただし、一眼レフに付属している望遠レンズは重いですし、上手に撮影するのが難しいので持って行きません。カメラやビデオカメラの予備電池と充電器は必ず持って行きます。また、三脚については、あらかじめ撮影する決まった風景があれば、持って行くようにしています。こちらは展望台などの手すりよりも高い位置で写真や動画を撮影する際にカメラを固定するために使いますが、安価な最軽量のものを持って行きます。