ロンドン旅行ガイド
4 ヒースロー空港 2 ヒースロー空港
無知というのは外れていても、しばしば知識よりも確信に満ちているものだ
(英 生物学者 ダーウィン)
ロンドン ヒースロー空港
日本人にお馴染みの空港で、ロンドン6空港の代表格の空港です。
街の中心部まで22kmと近く、東京駅-羽田空港と同じような感じで都心から行けます。ロンドンの空港利用者の45%がこの空港を利用しています。
日本からの直行便はすべてヒースロー空港に到着します。ターミナルは、ANAは第2ターミナル、JALとブリティッシュ・エアウェイズが第5ターミナルです。
JALは長い間、第3ターミナルを使っていましたが、コロナ禍で第3ターミナルが閉鎖された後、ブリティシュ・エアウェイズと同じ第5ターミナルに移りました。日本人にはなじみの薄い巨大なターミナルですので、詳しく説明をします。
第5ターミナルはもっとも新しいターミナルで、空港の西端に位置し、第1~3ターミナルからも第4ターミナルからも離れた位置にあります。第1~3ターミナルを合わせたくらいの広さがあり、コロナ前は専らブリティッシュ・エアウェイズが使用していました。
コロナ禍の影響で第3ターミナルが閉鎖されているため、2023年1月現在JAL便はここに離発着しています。搭乗ゲートの数は多く、メインターミナル内のAゲートと地下通路でつながったサテライト(出島)B/Cゲートにまで広がっています。
出国手続きの済んだ乗客(CIQ内にいる旅客)はサテライトB/Cへの移動には軌道車両を使います。また、ターミナル5から他のターミナルへ乗り継ぐ(Transfer)際にはCIQ内の連絡バスのサービスを使います。
ヒースロー空港に到着して、入国審査(UK Border)、検疫(検疫検査は2013.1.1現在ありません)を通過すると税関があります。
税関は関税を申告し払うゲートです。入り口は2つに分かれていて、「申告」は英語で(declare)といいます。申告するものがなければ、「Nothing to declare(緑色)」を、申告するものがある人は「Goods to declare(赤色)」のゲートを通過します。旅行する人はほとんどが緑色を通過しています。日本からの到着便旅客で呼び止められた人を見たことはありませんが、東南アジアからの到着便で同乗していた何人かが係官に呼び止められるのを見たことがあります。
税関を通り抜けるとそこはもうCIQ【CIQとは、税関(Customs)、出入国管理(Immigration)、検疫所(Quarantine)の略】の外で、迎えに来た空港外からの一般客が立ち入れるエリアです。さて、そこからはイギリスのお金を手に入れて、電車の切符を買って今夜泊まるホテルに向かいます。