全国一宮 第6回 「三河国一の宮 砥鹿(とが)神社」(2014年 初夏)

2015年10月1日

 

(写真・文、 光岡主席研究員)


 砥鹿神社のある「三河一宮駅」は、年中、参拝客で賑あう”豊川稲荷”(豊川駅)の隣駅なのに、何と無人駅でした。
 5分ほど歩くと、厳粛で清々しさの漂う三河一宮「砥鹿神社」です。
 ここには不思議な伝承があります。「羽衣伝説」は日本各地にありますが、ここ砥鹿神社には、現在でも天皇が即位する際に羽織る「天の羽衣」を作っているという伝承です。
 砥鹿神社の祭神は国ツ神「オオナムチ」(出雲のオオクニヌシのこと)、すなわち天ツ神(天孫族・天皇家)への従属の証に今も「天の羽衣」を作る役目を負っているらしいのです。 
 神社の巫女さんはどこか妖しい雰囲気です。

三河一宮駅(無人駅)


砥鹿神社本殿

砥鹿神社茅の輪



豊川稲荷(妙嚴寺)

霊狐塚

豊川稲荷鳥居

 「豊川稲荷」は中部圏で有数の参拝客を誇る”お稲荷さん”、でも神社ではありません、600年の歴史を誇る曹洞宗の寺院妙嚴寺です、なのに、鳥居もある摩訶不思議なお寺です。
 参道は「うなぎ」「いなり寿司」で溢れ賑やかで楽しい門前町です。

豊川稲荷参道



岡崎・岡崎城

城址公園・からくり人形の舞

岡崎城

 家康の本拠地「岡崎城」は、”お堀”も残り綺麗に整備された気持ちの良い城址公園です。
 八丁味噌の発祥地にも行ってみました。
 有名なゆるキャラ「オカザえもん」のクッキーもとっても美味です。

オカザえもん

八丁味噌会社