2015年6月1日
(写真・文、 光岡主席研究員)
「寒川神社」にお参りしました。新年を迎えるため注連縄の張替え中でした。ここは相模国の「一の宮」です。
相模国では、鎌倉の鶴岡八幡宮より格式の高いお宮です。ご祭神は寒川比古命(サムカワヒコのミコト)、寒川比女命(サムカワヒメのミコト)ですが日本神話には登場しない謎の神です。
ただ古事記には倭建命(ヤマトタケルのミコト)が東征の際、相武国で相武国造(相模と武蔵を支配したクニノミヤッコ)が抵抗、倭建命を火攻めしましたが、逆に倭建命が国造を征伐したと言う伝承が記されています。
おそらく寒川神社の祭神はヤマト朝廷の国内統一の歴史の中で滅ぼされた関東の有力氏族を神とし祀っているだと思います。 相模・武蔵の庶民からは慕われた豪族だったのでしょう。
とっても雰囲気のある大好きなお宮です。
鳥居
本殿
神職
狛犬
山門
お神籤(おみくじ)
相模国一之宮
名物 八福餅
神
池