全国一宮 第12回「伊豆国一之宮 三嶋大社」(2014年4月)

2016年4月1日

 

(写真・文、 光岡主席研究員)

 

 4月に、三島市に鎮座する「伊豆一之宮、三嶋大社」を訪れました。
 「三嶋」とは「御島(みしま)」、即ち「伊豆諸島」のことです。伊豆諸島の火山噴火を鎮めるために、山の神「大山祇命」を祀っています。 富士山(浅間神社)に祀られる女神「木花佐久夜毘売」の父親です。
 伝承では、元は三宅島に、その後は半島南端の下田の白浜辺りにあったものが、伊豆国府のあった現在地に動座したようです。
 源頼朝が源氏再興を祈願した神社としても有名で、鎌倉幕府から厚く庇護されました。
 境内には、天然記念物の樹齢1200年の金木犀の巨木や、大きな「神池」があり周囲には桜が咲き乱れ華やかなお宮です。
 名物の「福太郎」という”こしあん”でくるんだ草餅も美味です。 JR三島駅から徒歩10分の街中にあります。

御殿(本殿・弊殿・拝殿からなる権現作りの複合社殿)

神主と巫女


桜並木に境内

神池(しんち)

神前結婚式での巫女

天然記念物 樹齢1200年の「金木犀」

名物の「福太郎」

総門

厳島神社

渡り廊下

頼朝が平家追討を心願して百日の日参をした折、休息のため腰掛けた「腰掛け石」